庭仕事をして思い出す、子供の頃の懐かしい思い出

枝を切るのが好きです。
土をさわるのも好き。
実は昔、庭師にスカウトされたことがあります。笑

目次

草引き、剪定、抜根、なんでもやった子供時代

子供の頃から結婚するまでの35年間、大阪の堺市にあった実家で暮らしていました。
遊ぶのはいつも家の庭。特にわたしは友達と外で遊ぶことがほとんどない子供だったので、ほぼほぼ兄と庭で遊んでたっけ。

大好きな庭でした。
真ん中に大きな大きな桜の木があって、ツツジに沈丁花、牡丹、槇、梅、薔薇、木蓮、グミ、びわ、シダ、椿が植ってて、
家のまわりをぐるりと囲うようにウバメガシの生垣がありました。
季節ごとにいろんな花が咲き、実がなって、飽きることがない最高の遊び場だった。
そして、遊びの延長みたいな感覚で、よく母親と庭の手入れをしたものです。


草引き、芝刈り、剪定、抜根と、なんでも自分たちでやってました。
庭師さんにお願いするのは年に2回だけ。
梯子に登って刈り込みバサミで生垣を剪定したり、桜の大木や大きなツツジをのこぎりで切り倒して抜根したことも。
よくあんな力仕事ができたもんだ。と、今振り返ってみて感心します。
懐かしい思い出。
ほんと、母も私も若かった。笑

大人になってからも頻度は減ったものの、庭の手入れを楽しんでいたある日、
剪定に来ていた庭師さんに誘われました。
「こっちの道に進んだらどう??」


当時の私はデザインの仕事を始めたばかりで、庭師という職業についてまったく考える余地がなかった。
なのできっぱり、「いやいや、それはないです。」と答えました。
庭師っていう職業の素晴らしさに、若かった私は全然気付いてなかったんですよね。
そっちの道も、あったかもしれない。もうとっくに遅いけど、、^^;


私が結婚で家を出てから数年後、この実家は人手に渡ることになりました。
たくさんの思い出が詰まったあの庭に、再び足を踏み入れることはできません。

母と一緒に植木の剪定をしたことも、今度は何植えようかと話したことも、兄と穴掘ってパターゴルフして遊んだことも、酔っ払って帰宅した父が薔薇の植え込みに倒れ込んで寝ていたことも、今となっては貴重な貴重な思い出です。

虫嫌いのルーツ

そんなよき思い出の庭には、
当然なのですが、、ものすっごいたくさん、がでました!!!
いちばん多かったのが、毛虫! ウバメガシの生垣にも桜の大木にも、毎年大量発生してて、ちょっと引くぐらいの数でした。
ほんとに、ご近所から苦情出るレベルですごかった。
そしてこの駆除が大変でした。
薬をまくのが基本なんだけど、それでは追いつかなくて、〇〇で〇〇したりしたこともあります。(自主規制^^;)
これはかなりのトラウマで、私の虫嫌いの元になっています。
庭師という道もあったのかなって想像しながらも、やっぱり無理と思うのは、この虫の存在が大きいですね。

というわけで、今でも毛虫が一番苦手です。

ほんま無理。

古民家暮らしの庭仕事は、限りなく山仕事

さて、今暮らしている古民家には、果てしなく広い庭(と、山)があるのですが、
最近の雨と暑さで植木が伸びて、あっちこっちでぼーぼーの無法地帯ができています。
昔を思い出し、梅雨の晴れ間を狙って手入れをしてみました。

延々と続くツツジたちを、きれいに丸く刈り込む。

ツツジの他にも巨大化した木がたくさん!もはやジャングル。

山へと続く道も、ジャングル!!

庭の手入れを頑張っていたら山が荒れていき、
山の手入れを頑張ったら庭がほったらかしになり、、。
いくら手があっても足りないこの状況、だれか泊まり込みで手伝いに来てほしい。
ごはんとお茶ぐらい出すから〜〜。笑

今日の収穫物

今日の庭仕事でみつけた嬉しい収穫物。
食べられるものがあるとテンションもあがります。

梅と、ミント、大葉、ふき、そして左下は、ノカンゾウのつぼみです。
これは春先によく食べたノカンゾウが大きくなったものですが、これが薬膳食材の「金針菜」だと知ったときは驚きました!
果たして金針菜はできるのか、実験してみようと思います。
(ほんとはたくさん収穫して干してみたかったのですが、草刈りでほぼ無くなってしまい、これだけしかとれんかった。^^;)


それにしても、、草も木も花も、みーんな全力で生きていて、まるで迷いがない。
太陽に向かって伸びたいだけ伸びて、咲きたいだけ咲いて、どこまでもたくましく生きている。
庭仕事のいいところは、そういう自然の当たり前を直接感じられることかもしれないなぁ。

決して子供の頃には感じなかったことですが、、それだけ自分が大人になったということですね。

きみのや

わたしも植物のようにたくましく生きたい!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる