【七輪陶芸の方法】成型から焼成までの工程と、失敗しないために気をつけること

こんにちは。

陶芸が大好きで、これまでいろんな陶芸教室に通った経験があり、

現在は自宅で七輪陶芸を楽しんでいる、きみのやと申します。

七輪でやきものを焼くのには、

成型時と焼成時それぞれに、ちょっと気をつけておきたいことがあります。

炭を燃やして風を送り、温度を上げていく七輪陶芸の場合、

些細なことが、出来上がりに影響してくるからです。

この記事では、

七輪陶芸の基本的な工程と、各工程での注意点を、

実際にやってみたわたしの経験を交えて紹介しています。

これから七輪陶芸を始めたい人ややっているけどうまくできなくて悩んでいる人に、

参考にしていただけたらと思います。^ – ^

目次

【七輪陶芸】工程① 成型から乾燥

成型

まずは粘土で作りたいものを形作ります。

このとき大事なのは、

七輪で焼けるサイズかどうか考えて作ること!!

一般的な丸型の七輪の場合、大きいサイズでも内側の直径は14センチぐらい。

その中に炭を入れて、作品を焼くわけですから、

焼けるものはどうしてもぐい飲みや小さな器になります。

ちなみに私が作っているダイジョーブくんという置物は、成型時の直径が6.4〜7センチ。

乾燥・素焼きを経て焼き上がりが6センチぐらいになります。

これぐらいのサイズ感だと、本焼きの時に全体を炭で包むように覆って焼くことができます。

もし大きなものが作りたい場合は、七輪の上に一斗缶をのせるなどして、燃焼室を作れば可能ですが、

使う炭の量が一気に増えて、温度をあげるのも難しくなるので、

まずは初めは、七輪に収まるサイズで作ってみることをおすすめします。

乾燥

成型ができたら半日ほど乾かして、余分なところをヘラなどで削って仕上げます。

形が決まればここからしっかり乾燥させます。

七輪陶芸でよくある失敗に、素焼きの時に爆発するというのがありますが、

その原因は、土の中の水分が抜けきらずに残っていること。

なので十分すぎるぐらい乾燥させたほうが後の心配がありません。

私はお天気や気温にもよりますが、一週間は乾燥させています。

ちなみに冬場限定の裏技ですが、ストーブの上に置くのもひとつの方法です。

弱火にしておけば、少しづつ水分がぬけて、いい感じに乾いてきます。

超熱くなるので、さわるときは必ず耐火手袋をしてくださいね!

(※レンジやオーブンを使うのは、爆発の可能性があるので絶対にやめてください!^_^;)

【七輪陶芸】工程② 素焼き

ではいよいよ素焼きです。

用意するのは、七輪、BBQ用の炭、火バサミ、耐火手袋、焼き網、アルミホイルなど。

素焼きの目的は水にぬれても壊れない状態にすること。

そして釉薬がかかりやすくするためでもあります。


素焼きの流れは、

  1. 七輪の中で炭の火を熾す。(ガスコンロや火起こし器で火をつけてから入れてもかまいません)
  2. まず遠火で温める(レンガや菓子缶でかさ上げして、その上に網をのせます。)
  3. 作品を置く。(アルミホイルで包むと熱伝導率があがります)
  4. まんべんなく火が当たるように、時々動かしながら気長に焼く
  5. かさ上げしていた台を外して徐々に火に近づける。
  6. トータルで1時間ほど焼いて、作品の色が変わったら焼き上がり。

七輪から少し離したところからスタートして、徐々に温めることが大事です!

きみのや

じっくりじっくり、熱に慣らしていきます。

釉薬をかけない場合は、このまま温度を上げていって、本焼きまで行います。

【七輪陶芸】工程③ 釉薬をかける

釉薬は、灰や砕いた石などからできていて、高温で焼くことでガラス質になり、艶やかな色になります。

衝撃や水にも強くなります。

一般的に、この釉薬が溶ける温度は約1200度。

ですが、七輪陶芸では温度調整が難しいので、

低い温度で溶ける、楽焼用の釉薬を使うことをおすすめします。

 

楽焼用透明釉です。

使用方法の通り、水でといて使いますが、さらに定着をよくするために水のりを少し混ぜます。

よく混ぜて筆で塗って、本焼きに入ります。(少し厚めに塗るのがポイント。)

【七輪陶芸】工程④ 本焼き

いよいよクライマックス!本焼きです。

釉薬を塗らない場合は、素焼きからそのまま本焼きに進みます。

釉薬を塗った場合は、素焼きの時と同じように、

徐々に温度を上げていくことが大事です。

送風口をうまく使い、ドライヤーも少しづつ近づけていきます。

初めは閉じておいて、しばらくしたら少し開けて、最後は全開でドライヤーの風を送ります。

↓この写真ではよくばって一度にたくさん焼こうとしたので、

かさ上げの缶をのせたり、蓋をしたりしていますが、

ひとつづつ焼く時は、七輪だけでも大丈夫です。

↓次の写真は、七輪を上からもかぶせて焼いた時のもの。

最終的にはこのぐらい炎があがります。

ちなみに炎の色で大体の温度が想像できます。

赤で800度ぐらい。オレンジから黄色で1100〜1200度。

様子を見て、作品が真っ赤になって、釉薬がとけて光った感じになれば本焼き完了です。

釉薬がかかるとこんな感じになります。

↓釉薬をかけずに焼いても、自然に灰をかぶって、一部ガラス質になります。

まとめ:繰り返し実験してみると、わかることがあります

実際に自分でやってみると、

七輪でやきものを焼くということは、

最高に面白く、最高に難しいことがよくわかります!!

どんなに本やネットの情報を参考にしても、まず、思い通りになりません。(>_<)

それは、炭の種類や、炭の量、炭を追加するタイミング、風の送り方、焼く時間、

そのぜんぶのちょっとした加減が、大きくできあがりに影響するから!

私もヒビが入ったり割れたりの繰り返しなので、

毎回反省点を書き出して、改善策を考えますが、

ほんと、

一つやってはまた次の反省点が出てくる。の繰り返しです。

そして、

きみのや

火を燃やしている最中は、とにかく冷静さを失います。

土がやきものに変わる瞬間が直に見られることに感動して、

驚きと好奇心でいっぱいになって、

失敗上等!!!な気持ちでガンガン焼き進めたりすることも度々、、。

でも、それすら失敗したと思わないのが七輪陶芸の魅力なんです。

失敗してはじめてわかることがたくさんあります。

自分なりの工夫で、次回につなげる。

そんな実験する喜びを味わった先に、

きっと唯一無二のお気に入りの作品が出来上がるんだと思います。

ぜひみなさまも、チャレンジしてみてくださいね!

七輪陶芸のおすすめの本については、こちらの記事で紹介しています。↓↓

【七輪陶芸の始め方】絶対おすすめしたい一冊の本と、最低限必要な材料と道具

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