【七輪陶芸】炭の種類と特徴、七輪陶芸に向く炭の選び方

こんにちは。

陶芸が大好きで、これまでいろんな陶芸教室に通った経験があり、

現在は自宅で七輪陶芸を楽しんでいる、きみのやと申します。

七輪陶芸をするときに悩むのが、

どんな炭を使ったらいいの??ということ。

陶芸で使う!って考えると、なにか専用の炭がいるのかなって思ってしまいますが、

心配無用、ホームセンターのBBQ用の炭で大丈夫なんです。

この記事では私が実際に七輪陶芸で使ってみた3種類の炭の特徴と、

その使い心地、BBQ用の炭を使う時に気をつけることをまとめています。

きみのや

特徴を知っておくと、安心して使えますね!

ぜひ参考にしてください!

目次

【七輪陶芸】主な炭の種類と特徴

私が購入した炭はこの3種類です。

左から、おが備長炭・岩手ナラ炭・BBQ用のマングローブ炭。

それぞれどんな特徴があるか見ていきましょう。

おが備長炭

オガクズや樹皮を原料としたオガライト(木質固形燃料)を炭化したもので、

火つきに時間がかかるけれど、一旦火がつけば、とても長持ちします。

火付けの時は立てて置き、真ん中の穴を空気が通るようにすると燃えやすいです。

ただし高温にはなりませんので、七輪陶芸の本焼きには不向きです。

岩手ナラ炭

ナラ材を原料に、比較的低めの温度で焼いて作られた炭で、岩手県が主な産地です。

軽くてやわらかく、火がつきやすいのが特徴。

煙やにおいもほとんどなく、すごくきれいに燃えますが、焼成持続時間は短めです。

BBQ用マングローブ炭

マングローブやユーカリなどの輸入材で作られています。

火つきがよくて高温になりますが、煙が多く、燃え尽きるのも早い。そしてよく爆ぜます。

ホームセンターでBBQ用として売られているのはほぼマングローブ炭です。

《炭の特徴まとめ(※私の個人的な使用感も入っています)

炭の種類おが備長炭岩手ナラ炭BBQ用マングローブ炭
火つき時間がかかる良い良い
火力穏やかに一定強いとても強い
燃焼時間長い短い短い
燃焼温度低い高い高い
煙とにおいほとんどないほとんどないある
値段安い高いとても安い

同じ炭でもこんなに違いがあるんです。

【七輪陶芸】七輪陶芸に必要な炭の条件とは?

では、七輪陶芸で使うには、なにを基準に選べばいいかというと、

ずばり、燃焼温度です。

陶芸作品を焼くには、素焼きで800度、本焼きで1,200度ぐらいの温度が必要。

そのために、炭をたくさん入れてドライヤーで送風し、火力と温度を上げるわけですが、

先ほどの表で見ると、燃焼温度が高いのはナラ炭とマングローブ炭ということがわかります。

(※おが備長炭では、長時間燃やし続けても高温にはなりません。

一般的な備長炭も同じく陶芸に必要な高温にはなりません。)

ナラ炭とマングローブ炭では、火力・煙・そして値段が違います。

七輪陶芸ではたくさんの炭を追加しながら使いますので、

多少煙が出ても、火力が強く、安価でホームセンターでも手に入る、

BBQ用のマングローブ炭が一番使いやすくておすすめです。

ただし、BBQ用のマングローブ炭を使うときは、ちょっとした注意点があります。

前もって天日干ししたり、追加の際あらかじめ熱しておいたものを使うこと。

このひと手間をかけることで、爆ぜやすいBBQ用炭でも使いやすくなりますよ。

↓こちらの記事では、焼成時に炭が爆ぜて汚れる原因と対策について紹介しています。

【七輪陶芸】炭は目的に合わせて使い分けましょう

私はいろいろと試してみた結果、

メインにはBBQ用のマングローブ炭を使っています。

あとは、箱買いしてたくさん炭が残っているので、

ナラ炭も、おが備長炭も、目的に合わせて使うようにしています。

それは例えば、

釉薬をかけた作品をきれいに焼きたいから今日は爆ぜにくいナラ炭でいってみよう!とか、

追加用の炭を温めておくのに、おが備長炭に火をつけて使おう!という感じで。

でも、もちろんマングローブ炭だけでも十分です!

予算と目的に合わせて使い分けてみてください。

そうそう、あとは陶芸だけじゃなくて、焼肉したり、干物を焼いたりしてもいいしね!

きみのや

いい炭で焼くと、なんでもまぢウマイ!

ぜひこれらのことを参考にしていただいて、

自宅陶芸、七輪陶芸への第一歩を踏みだしてください!♪( ´▽`)

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