【歯根嚢胞・体験記】歯の根っこの痛みは、外科手術が必要な膿が溜まる病気でした

これまで長いことやり過ごしてきた、歯の奥の違和感。
歯の浮くような感覚や、じんじんとした痛みがありながらも、
加齢のせい、疲れのせいと思い込んでいたのですが、
最近になって、痛みが強くなり、痛み止めを飲むほどに。
あわてて歯医者さんへ行ったら、「口腔外科の専門の先生に相談してください」と言われました。

なんだか大変だぞこれは、、

この記事では、歯の根っこの痛みが出だしてから近くの歯医者さんへ行ったものの、うちでは処置できないと口腔外科への紹介状を渡されて、そのあと「歯根端切除」を専門にしている歯医者さんを探し、診察を受けるために東京に行くことになった経緯を紹介しています。(現在進行形!!)
同じように昔治療した歯の奥に違和感を感じている人や、根管治療を繰り返している人、
抜歯しかないと言われている人などに参考にしてもらえたらと思います。

目次

ごまかしてきた歯の奥の痛み

私が感じていたのは、左前歯の奥の響くような痛みでした。
これまでも時々痛いと思ったことはあったけど、大体2、3日で治まってたので、
疲れた時に歯が浮くような、そういう体調の変化によるものだと思ってたんですよね。

それが、今回はいつもより痛みがきつくてなかなか治らない。
響くような痛みは鼻のまわりにも鈍く広がって、そのうち顔の左半分全体がずーんと痛重い。
なんとなく今までとは違う気がして(いわゆる嫌な予感的な)、歯の上のほうの歯茎をぐるっと指でなぞってみたら、左前歯の上の方に、ぷっくり腫れてる場所が!!

この瞬間、サーーっと血の気が引くのを感じました。
これって、歯が浮くとか、疲れとか、そんなんじゃない、、(T_T) 明らかに、なにかができてる!!
嫌な予感は的中で、
そのあと症状をネットであれこれ調べたら、それは歯の根っこに膿がたまっている「歯根膿疱」というものらしいとわかりました。泣

歯医者に行ってわかったこと(噛み合わせの悪さ・さし歯の土台の問題)

「歯根嚢胞」かも、と思ってから慌てて近所の歯医者さんへかけこんだ私ですが、そこでわかったことがふたつありました。

ひとつめは、噛み合わせが悪かったこと。
そしてもうひとつが、差し歯の土台が太くて深くて、歯からの治療ができないということです。

噛み合わせの悪さが痛みの原因??

歯医者さんに行ってまずわかったことは、噛み合わせの悪さから、下の歯が上の前歯に当たって常に歯を押してる状態だということでした。押されて揺らされ続けた歯の根っこが炎症を起こしたのかもしれないと。
で、なぜその噛み合わせの悪さが起きたのかというと、
下の歯がだんだん動いて前に飛び出てきたのが原因でした。
そう言われてみれば、下の歯の歯並び、歳とともに悪くなってきた気がします。
いまさら歯並び変わるの??って感じがありますが、
下の歯は動きやすいし、加齢で歯茎が痩せるとより動きやすくなるんだって。(悲しいけれど、納得、、、)

これが原因と言い切れるわけではないけれど、おそらく一つの原因になってるだろうということで、
当たっていた部分を削って、噛み合わせを治してもらいました。
(噛み合わせを治してもらったことで、数日後には痛みがひきました)

今思うと、偏った噛み方の癖とか、寝ている間の噛み締めも相当あった気がしますね。

顔も口も、ずっと力が入ってた気がする。

太くて深い、さし歯の土台の問題

私の前歯は20代の初めに差し歯治療をしたものなのですが、
レントゲンで見ると、差し歯の土台がやけに立派! 太くまっすぐ長く入っています。

当時かなり丁寧な治療をしてもらったみたいで、いまだに差し歯の揺れなどもなく、
きれいに入っているのはとてもとてもありがたいのですが、
そのために、その土台を外して歯の奥の治療をするのは至難の技、というか不可能なんだそうです。
で、
そういう場合は、歯茎を切って骨に穴を開けて、歯茎から外科的に歯の根っこを切除する方法をとるそうで、
おそらくそれしかないと思うよと言われました。

ひゃーーこわいこわい、こわすぎますね。
歯茎切って、手術とか、痛そうすぎて想像するのもいや、、。

そんなわけで、ついこないだまで、「疲れたまると歯が浮くわーーー」なんて呑気に構えてたのに、
歯根膿疱を治すための手術(=歯根端切除といいます)についてネットで調べまくることになりました。

歯根嚢胞は神経を抜いた歯におきます。

私のように歯の奥の方が痛む場合は、「歯根嚢胞」という病気のことが多いんですが、これはなんかしらの理由で菌が繁殖して膿がたまる症状です。そしてその特徴は、神経を抜いた歯にしか起こらないということ。
虫歯治療などで神経を抜く時に、根管治療(歯の根っこの部分を徹底的に洗浄・除菌)の処置が甘かったり、後から歯ぎしりや何かしら衝撃があったりすると、亀裂が入り、細菌が侵入して膿をためてしまうことがあるらしくて、それが次第に歯茎を圧迫したり、ひどい場合は膿がたまって周りの骨を溶かすこともあるようです。(恐ろしすぎる!!)

歯根端切除の病院選び

さてさて、ネットであれこれ調べてみると、どうもこの歯根端切除も、病院によって方法がまちまちで、
場合によっては完治しないで再手術になったり、最終的に抜歯になるケースがあることがわかりました。
それはつまり、執刀する歯医者さんの経験と腕と丁寧さとか方法で、その後の経過が大きく変わるということ。
ならばできるだけ症例数が多くて、成功率が高くて、確かな腕の先生に処置してもらいたい!!!
そう思うのが患者の気持ちというものです。
絶対に再手術とか抜歯とか避けたいし。(>_<)

ということでたどりついたのが、東京は国立にある病院の先生でした。(この先生の情報発信が丁寧で豊富でわかりやすくて、素晴らしかったです。説明がすべて具体的で、この先生に診てほしい!って思いました。同じ症例でお悩みの方、ぜひ一度このページを見てみて!)
この先生、現在5箇所の病院で歯根端切除に特化して診察と手術をしていらっしゃいます。
私は兵庫県から新幹線で行くので、できるだけ東京駅から行きやすい病院を選んで、まずは初診の予約を取りました。


新幹線に乗って歯医者にいくなんてなかなかの決断だけど、
歯は大事だから!!!
歯の状態って、食べることにも直結するし、精神面にも影響するし、妥協したくない!
私の場合、子供の頃に歯を大事にしなかったツケが今になってやってきてるわけだけど、
だからこそよくわかります。
口内環境は人の人生をも左右するって。
自分に自信を持って生きるためにも、この機会にきっちり治療したいと思っています。


まずは初診。
で、本当に歯根膿疱なのかどうかを診てもらって、
手術できる症例かどうかを診てもらって、それから手術するかどうかが決まります。

悩みや気になっていることを、もう先延ばしにしたくない!
そんな思いが強めの51歳の年の暮れ。
新幹線で歯医者に行くという、初体験ストーリーのはじまりです。笑

きみのや

東京での電車乗り換えがうまくできますように。

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