今日は夫の仕事のサポートで、里山の森づくりのイベントに行ってきました。
そこで参加者の皆さんと作ったのは、なんと、「かまど」です。
かまどっていうと、昔の家の土間にあるような、おくどさんを思い出すけれど、
今回作ったのはとても簡単な、アウトドア向きのもの。
ちょっと小枝を集めてきて火を燃やせば、
お湯も沸かせるし料理も作れます。
作って楽しい!使って楽しい!それがかまどのいいところ!
火が使えたら、できることがいっぱい増えて、人生が豊かに楽しくなりそうです。
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わくわく!
火を燃やして、想像するのは縄文時代の暮らし
ここ数年、キャンプが一大ブームになっていて、
どこのキャンプ場も大賑わい、アウトドア用品もどんどん進化、
初心者でも使えるような、便利な商品がたくさん販売されていますね〜。
もちろんコロナの影響で、外遊びのひとつとしての需要が増えたのはあるんだろうけども、
ここまでキャンプブームが広がった理由のひとつには、
根源的な楽しさとか、喜びってのが、キャンプにはあるから。
で、きっとその一番の楽しみって、
火を起こせることなんじゃないだろうか。
だってね、普段の生活では体験できないことだもんな。
ガスコンロが当たり前、エアコンが当たり前、IHが当たり前の今の暮らしの中で、
火を起こして、火でなにかをするってことは、
もうそれだけで特別感がすごい! 心がわくわくする!!
しかも、しかもね、
それはつまり石器時代〜縄文時代の暮らしを体験するってことでもあるわけで。
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今から約15,000年も前の暮らしと、同じ経験ができるって、これすごくないですか??
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ロマンよね〜
どんなに時代が変化しても、変わらないことがある!
プライスレスの喜び!
それが、火を燃やすことなんだなー。
コンクリートブロックと赤土を使った、かまどの作り方
では実際の作業の様子を。
今回作るのは、コンクリートブロックで基礎を作って、
そのまわりに練った赤土を塗って仕上げるタイプです。
◎用意するもの
コンクリートブロック・鉄筋・ステンレスの煙突(ストレートとコーナー用)・水・赤土
◎あったら便利な道具
バケツ・シャベル・スコップ・ゴム手袋
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大まかな手順は、
- コンクリートブロックで基礎を組む
- 鉄筋を間にはさむ
- 煙突の位置を決める
- 赤土を水で練って、まわりに塗りつける
ということで、作業開始です!
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これが基礎を組んだ状態。
置いてあるだけです。
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次に、近くで赤土を探して、水を加えて泥状にします。
赤土っていうのは、粘土質の赤い色の土のこと。
もしこういった土がなくて、さらさらの黒土しかない時は、
セメントを少し混ぜて使うといいそうです。
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ここからが楽しい作業!!
つなぎ目を埋めるように、泥を塗っていきます!
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コンクリートブロックに空いてる穴は、空気溜まりになります。
これが断熱効果を上げるのに重要なポイントなので、泥で埋めてしまわないように!!
穴の上に何本か木の枝を置いて、その上から泥を塗ると、穴を残すことができます。
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泥を塗ったら、本格的なかまどの姿が現れましたー!!
煙突の周りもしっかり泥で覆っています。
よく「耐熱レンガで作ったほうがいいんじゃないの?」って声があるみたいだけど、
今回のかまどの目的は、
- しっかり断熱することで、かまどの中の熱が逃げにくくする
- 安価にできる、災害時にも役に立つ作り方を学ぶ
だったので、穴の開いたコンクリートブロックを使っています。
そして、煙突をつける理由は、
- 上昇気流を作るため
もちろんつけなくても火は燃やせるんだけど、
火の流れができることで、効率よく燃やせるし、煙が広がらずに済むそうです。
ここまでできたら数日かけて乾燥させて、
それから火を入れて焼きしめると、頑丈な土壁のかまどの完成です!
今日はイベントっていうこともあり、
乾燥を待ちきれないので、すぐに火を燃やしていきます。
(できれば乾燥させてからのほうが割れにくくなります)
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火が当たったところがどんどん乾燥して、カチカチに固まってきました。
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しばらくすると煙突の方からゴォーーーっと音が。
しっかり火が上がり始めましたね!
かまど、かま、窯、登窯!?
参加者の方と一緒になって、
「土を練っただけの泥が、焼くとカチカチになるなんてすごいですねー」と、
真面目に驚いていたわたしですが、
いま、いまのいま、このブログを書いていて気づきました。
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これって、陶芸と一緒やん!!
粘土をこねて、ダイジョーブくんを作って、七輪で焼くことと、
かまど作りはおんなじやった、、、。笑
そして、さらに陶芸に通じることがありました!!
それは、かまどと同じ仕組みで、登窯(のぼりがま)が作れるということ!!!
焼成室を作って、奥に煙突をつけて、
炎と空気の流れができるようにしたら、やきものが焼ける!!
本物の登窯は山の斜面に何十メートルも続くような大きなものだけど、
ミニサイズの登窯なら、家の庭にも設置できるんだって。
そんなことを教えてくれたのは今回のかまど 作りの講師の先生。
以前、沖縄の陶芸家さんのところで作ったことがあるらしいです。
むむむ。
登り窯って、三日三晩火を焚くやつだよね。
ミニサイズならどんな感じなのかな。
一瞬素敵!と思ったけれど、今は他にやることあるしな。
しばらくは頭の中で、妄想して楽しむだけにします。^^;
火で料理したら、なんでも美味しいね
出来立てのかまどでお茶を沸かしている間、
焚き火でしいたけを焼いてみました。
このしいたけは2年前ぐらいに菌を打ったほだ木から生えていたものです。
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肉厚のぶりっぶりのしいたけ!
見るからに美味しそうですね。
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焚き火であぶって〜
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アツアツをいただきます!
外は香ばしくて、中はやわらか〜〜。
木の枝に刺して食べれば、再び縄文時代にタイムスリップです。
ごはんを炊いたり、料理を作ったり、そして寒い時には暖もとれる。
火を燃やせる場所があると、人生が楽しくなっていきそうです。
私が二拠点生活する中で、
田舎に滞在する時間がどんどん長くなってきたのも、
この、火を燃やせる環境ってのが大きいかもしれないな。
かまどの設置はできないーという方には、こんなアウトドアグッズがおすすめです。
折りたたみ式でコンパクト、まずはここから初めてみてはいかがしょう☆
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焼き鳥とかスキレットにいいサイズ感ですね。
これで酒を飲むとか、サイコーですね!
今夜は焚き火で、夫と一杯呑んじゃおうかな〜。
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火を見ると、ウイスキーが飲みたくなるのはなんでかな?
火のある暮らし、我が家の薪風呂についても記事にしています。
ぜひこちらもご覧ください。
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