安くて美味しい、栄養価の高いお魚の代表といえば、なんといっても『いわし!!』です。
日本では昔から大衆魚として食べれられてきたお魚で、毎日の食事に欠かせない存在。
そんなイワシはいろいろな形に加工されて食べられています。
この記事では、イワシの主な食べ方、選び方、そして手軽に作れるみりん干しをご紹介します。
日本人の食卓を支えてきた「いわし」
イワシ料理と言われるとピンとこないものですが、
加工食品として見ると、どれほど日本人の食卓に欠かせない魚かということがよくわかります。
《イワシを使った加工食品》
◎めざし…5匹ぐらいのいわしを並べて目に串を通して干したもの。軽く炙って火を通します。昔のお弁当のおかずには欠かせないものでした。(昭和の3大おかずは、めざし、たくあん、梅干し!)
◎煮干し…お味噌汁の出汁として使われる煮干しは、カタクチイワシを煮てから干したもの。しっかりとした出汁がとれるので、お味噌汁にぴったりです。
◎ちりめんじゃこ…イワシの稚魚を煮て乾燥させたもの。つまり工程は煮干しと同じですね。ちなみに茹でた後乾燥させないで水分が残った柔らかい状態で売っているものが「かまあげ」になります。
◎オイルサーディン…小さいイワシを塩と香辛料を加えて油に漬け、缶詰にしたもの。なんと日本初の缶詰はオイルサーディンだったということです。傷みの早い魚であるイワシを保存するための知恵ですね。
良い「いわし」の選び方
そんなイワシは、漢字で書くと魚偏に弱いと書きます=鰯。
弱し→よわし→いわしという名がついたという説があるほど。
つまり、鮮度がおちるのがとっても早いんです。
なのでイワシを買うときは、よく観察して新鮮なものを選んでください。
選び方の目安として大事なのは、
◎目が黒くて透明感があるもの。
◎体が太く、全体的に厚みと張りがあるもの。
この2点です。
スーパーなどでは、頭を落として内臓を取り、開いた状態のものも売られていますが、
その場合も、身の厚さや張りで鮮度を確認するといいですよ!
イワシは手開きするのがおすすめです
買ってきたイワシは、料理に合わせて下処理をします。
身が柔らかく手で開くことができるので、包丁もまな板も使いません。(これを手開きといいます)
(※もし手で開くことに抵抗がある方は、キッチンバサミを併用するのがおすすめです。)
流しや調理台に新聞紙を広げて、その上で作業をすれば、最後に畳んで捨てることができるので、
キッチンが汚れずにすんで片付けがラクですよ!
手開きの手順
- まず頭を落とします。イワシの頭は、手で簡単にとることができます。頭の付け根の骨の部分に親指の爪をあてて骨を折るようにとりましょう。
- 次に親指か人差し指で内臓をだしてお腹の中をきれいにします。
- 水でさっと流して、キッチンペーパーでよーく水気をふきとります。
- お腹の中に指を入れて、尾にむかって開きます。(指で骨の上を進んでいく感じです。)
- 頭側から尾にむかって中骨を外していきます。尻尾の手前で骨を折って取ります。
これができるようになると、お魚屋さんできれいなイワシを見つけたときに、躊躇することなく買うことができます^ – ^
ですが、スーパーではきれいに開いてあるイワシも普通に売ってますので、さばくのが面倒くさいときや、できればさばきたくないって方は、開いてあるのを買ってください!
イワシのみりん干しの作り方
材料
- いわし・・・食べたいだけ
- 醤油とみりん・・・1:1で合わしておく。適量
- ごま・・・適量(金ごまが風味がよくてオススメです!)
- 干し網・・・ひとつあれば、なにかと便利。
作り方
- 手開きしたいわしを並べ、余分な水分をキッチンペーパーで拭き取ります。
- 醤油とみりんを合わせたものを絡めます。ラップして冷蔵庫で1〜2時間ほどおきます。途中で裏返しながらまんべんなく絡めてください。
- ②のイワシにごまをふり、網にのせて風通しのいい場所で干します。次第に表面が乾いて、いいつやが出てきたらできあがり。
※魚を干すともれなくハエがやってきますので、写真のようなアミがあると便利です。
※半日ほどで食べられます。乾燥しすぎると身が硬くなるので、私はいつも半日から1日ぐらいで仕上げます。そのほうが自家製ならではの、身のふわふわ感を楽しむことができます。
※できあがったみりん干しは、魚焼グリルやトースターで焼いて食べてください。
作りたて、焼きたてのみりん干しは、ふっくら柔らかで手作りならではのおいしさです。一度みりん干しの作り方を覚えれば、アジやサバなど、違うお魚でも楽しめます。
ぜひお試しくださいね!!
お読みいただきありがとうございました。(*’▽’*)
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