初めての竹ぼうき作り、お金を使わない里山の暮らし

もうすぐ春がやってくるというのに、

家のまわりは落ち葉だらけです。

でも、うちにはアレがありません。

落ち葉掃除の必需品のアレ、それは、竹ぼうき!

熊手ならあるんだけど。

熊手だと、砂利の上とか、隅っこが、うまく掃けないのよ。

きみのや
きみのや

ホームセンターで買おうかなぁ、、

いや、ちょっとまて。

竹ぼうきって、竹でできてるんじゃないのか?

竹、そこらじゅうに生えてるぞ。

集落の人がみんな困りに困ってるぐらい、竹だらけだぞ。

なら、その竹で、作っちゃえばいいんじゃない!

買うなんて、もったいないよ!

よし、自分で作ってみよう!!

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現代の里山は放棄林だらけ

遠目には美しい里山の風景も、近づいてみると問題だらけだったりします。

わたしが住んでいる地域でも、山すそ一帯は竹だらけ。

しかも、全く人の手が入っていないので、伸び放題になっています。

バッサリ切ればいいんじゃない?と、思うのが一般的な考えだけど、

山の問題は、切って、そのあとどうするか、ということ。

切って倒して放置して、では、なんの解決にもならないわけで、

切れない、倒せない、山から下に降ろせない、だからそのまま手をつけない、

というのが現状です。

だけどほんの一昔前までは、竹は暮らしの一部だったはず。

焼いて炭にしたり、切って農作業用の支柱にしたり。

竹かごに、竹べらに、物差しも竹でできていたなぁ、、。

それが、今じゃすっかり出番なしの厄介者とは、なんだか可哀想すぎるよ、竹!!

竹ぼうき、作ってみました!

そんな気持ちを抱きつつ、周辺の竹林に材料を探しに行くと、

間伐してそのまま放置していた竹や、風で飛ばされてきたような竹がわんさか落ちている。

その中から、ほうきに使えそうな部分を切って集めてみました。

枝を切って、まずはざっくり揃えてみます。

支柱になる竹ものこぎりで切り出し、大小ふたつ作ることに。

支柱になる竹のまわりに枝を置いて、

針金を巻いて、ペンチでぎゅーっと締め上げます。

ここがゆるいと掃除してる間に落ちてしまうので、何度もきつく締めました。

その上から麻紐を巻きつけて、ちょんちょん飛び出た枝を整えて、

完成です!

穂先がスカスカ!!

ちょっと少なかったですね。

でも、

ほら、庭に置いてみたらいい雰囲気じゃないか!

庭師向けの雑誌とかあったら表紙に使いたいような写真だわ。笑

実際これで掃除してみたら、

ちゃーんと落ち葉だけ集められました!

きみのや
きみのや

すばらしい!!

山の資源を、もっと活用したい

竹ぼうきが作れたことに、わたし実はすごい感動しています。

誰もが扱いに困っていて、

害だの処分だの、悪者にされるようになったものから、

こんなに素敵な暮らしの道具が生まれるなんて!

しかも使いやすいし、壊れたら直せばいいし、燃やせばいいし、なんてエコなの。

竹の扱い、ちょっと勉強してみたくなりました。

大きなことはできないけども、

自分が使う暮らしの道具、もっと自分の手で作ってみたいなぁ。

アマゾンでポチッと買い物するのも楽しいけれど、(否定しない!)

自分の手を使って何かを作る楽しさは、やっぱり格別ですね!

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