庭猫はいちゃんの我が家へのお泊まりは、早6日目をむかえました。
「家の中に猫がいる」という状況は、私にとっても夫にとっても人生初の経験です。
一緒に過ごしていると、
安心してる表情や、寝息から、感じることがたくさんありました。
おいおい、もう離れられなくなっちゃうんじゃないの??
食欲は3日目に復活!うんちが出て大喜び
手術当日と次の日までは食欲がなくてただじっとしているって感じだったはいちゃんも、
3日を過ぎた頃から食欲が戻ってきました。
カリカリの上に、ウェットフードと病院でもらった薬をかけて出してみたら、
ふがふがふがっと音を立てて一気に完食。
2日間食べられなかった分を取り戻すぐらいの勢いで食べてくれて、一安心でした。
ごはん食べないと、薬ものめないし、うんちも出ないもんねぇ。
食べて、出して、寝る。
これが生き物の全て!
なので、とにかく食べてうんちをしてくれることを夫とふたり、ひたすら祈り、
顔を合わせては
「はいちゃんうんち出た?」のやりとりを何回も繰り返しているうちに、、、
ついに出ました。待望のうんちが!!
(こんなモリモリでるわけではないですよ。笑)
ここで一句。
うんち出て 心に広がる 安堵感
臭いのが 嬉しく思える 春の午後
いやーーー、よかったよかった。
寝姿と寝息がかわいすぎて、離れられなくなりそう??
正直ここまでだとは思っていませんでした。
なにがって?
家に猫がいることの幸せ感が!!!^^;
もう初日っからその寝顔、寝姿に翻弄されているわけだけど、
寝息もまた、たまらないものがあります。
すうすう寝てる時の寝息のほかに、
鼻詰まりのときに出る、笛みたいな高い音とか、
んがごごごというザ・イビキなものまで、
このはいちゃんという猫は、あの手この手でわたしたちの心を揺さぶってきます。
そしてそんな誘いにまんまと引っかかるわたしたち。
動画を撮って、写真を撮って、なんだかセオリー通りの展開になってきてないか?
はいちゃんの変化
もとは野良猫、山の猫。
わたしたちはあくまでも庭にやってくる野良猫として、はいちゃんのことを可愛がっていました。
これまでは、たまにごはんで誘って家の中におびき寄せてみても、
警戒心がすごくて、すぐに飛び出てしまうし、
出口をさがして鳴きまくり、家の中でくつろぐ様子はまったくもってなかった。
つまり、家猫なんてぜったいに不可能だしありえない!と思ってた。
それが今回の手術があって、部屋の中で寝ることに。
私たちの予想では、
最初の二日間ぐらいは動けなくてじっとしてるだろうけど、
元気出てきたら外に出せってにゃーにゃー鳴くんだろうな、、と思ってたんです。
そして、そのときには、また外の世界に戻そうとも。
ところがはいちゃんは動けるようになってからも、ずっと家の中でリラックスしてて、
無防備な寝姿を見せてくれています。
窓の外を眺めたり、にゃーにゃー鳴くことはあっても、すぐに落ち着いてすっかりくつろいでいる。
この場所が安全ってこと、よーくわかってくれているみたいです。
他の動物が襲ってくることもなく、
寒さに震えることもなく、
車も走ってなくて、
食べるものもおトイレもある。
ほんとにびっくりなのが、部屋の戸があいても、出ようとしないこと。
これは驚きの変化でした。
ここはなんだか居心地がいいにゃー
私たちの気持ちは決まっている?
こんな感じですでにお泊まり6日目です。
とりあえず手術の傷が癒えるまで、もうしばらく家の中で寝てもらうつもり。
だけど心はすでに、はいちゃんに持っていかれてて、
この子を今から外の生活に戻すことに、抵抗がでてきました。
外にいる時にすごかった涙や目やにが、今ほとんど出ていないことも理由の一つ。
寒さを凌ぐハウスがあるとはいえ、
縁台の下のじめじめ埃っぽい場所で、常に警戒しながらの暮らしでは、
やっぱり体への影響大きかったんだろうな。
そう考えると、もはや家猫になってもらうの一択しかないんだけど、、。
ねぇ、そうなの、一択なのよ。
もう、うちに泊めた瞬間に、
この流れ、きまってたんじゃなかろうか。
しなくてもいい手術だった、今回のはいちゃんの避妊手術。
だけど、この出来事がなかったら、きっとずっと庭猫として可愛がってたと思う。
自己嫌悪とか、生き物との向き合い方とか、いろんな感情を経験して、
結果、この寝顔に出会えたんなら、
全てのことに、意味があると思えます。
野良猫は弱くて強い生き物。
生身でそれを見せてくれたはいちゃんには、
もはや感謝しかありません。
何回でも言うわ。ありがとうー
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