長く都会に住んでいた人間にとって、
里山の古民家で暮らすということは、毎日が発見の連続です。
マンション暮らしではわからなかったことがたくさんあるね。
この記事では、冬の古民家暮らしで大切な、水道管の凍結防止についてまとめています。
うっかり凍結させて、水道管破裂なんてことにならないように、
気温が下がる前に対策しておきましょう。
水道管の凍結は何度で起こる?
最低気温が−4度を下回ると、水道管が凍結したり、破裂する可能性があります。
特にむき出しの水道や北側で太陽が当たらないところだとその可能性は高くなります。
また、最低気温が−4度まで下がっていなくても、冷たい風が当たり続けることで凍る場合もあります。
寒冷地の場合はある程度対策がとられていますが、寒さに不慣れな土地でも、
寒波の到来で急激に冷え込み、気温が下がる場合があります。
昼間暖かくても油断できないよ!
寒くなってきたら、普段から気象ニュースで最低気温をチェックしておきましょう!
気象情報はテレビニュースでもネットニュースでも、一番使いやすいもので見てもらえればいいのですが、
ひとつおすすめしたいサイトがあります。
それは、ウェザーニュースです。
ウエザーニューズという日本の会社が提供している気象サイトで、
ただの気象情報にとどまらず、気象に関するあらゆる情報が提供されています。(無料で見れます。一部有料メニューあり)
雨雲レーダーなどの天気はもちろん、地震や津波情報、
さらには桜の開花情報からスキー場の積雪情報まで知りたい情報が盛り沢山。
体調が気になる人には、乾燥予報やお天気痛予報、風邪予防指数なんてのもあって、
ほんと便利でありがたいサイトなんです。
そしてなんとこのウェザーニュース、水道管凍結予報もあるんです!
ほんとに便利です。
有料会員になれば自分が閲覧したい情報が見やすく表示されるということなので、
より便利に情報を見ることができますね。
アプリをダウンロードしておけば、いつでもどこでもスマホでチェックが可能です。
水道管の凍結防止策
ということで、気温が下がりそうな予報が出たら、早速凍結防止策をしていきましょう。
できることは大きく次の3つです。
凍結防止策① 水道管に布や断熱材を巻きつける。
外にむき出しになっている水道管に、毛布や断熱材を巻きつけます。
写真はわが家の外水栓です。
蛇口まで覆っておきました。
もう1箇所も。
もともとテープがぐるぐるに巻きつけられていたので、さらにその上からプチプチでカバーしました。
メーターボックスの中も。
断熱材を詰めておきました。
これである程度は凍結を予防できると思います。
私は家にあるものを利用しましたが、
ホームセンターに行けば凍結防止のテープやヒーターなどがたくさん売られているので、
しっかり対策したい方はそれらの商品を活用してくださいね!
凍結防止策② 水道管の中の水を抜く
水道管の凍結で厄介なのは、中の水が凍って膨張し、それが水道管の破裂に繋がることです。
なので、水道管の中の水を抜いてしまいます。
方法は簡単。
一日の終わりに水道の元栓を閉めてから、水道管に残った水を出し切ります。
出した水はトイレ用に確保しておけばいいですね。
夜中にトイレ行きたくなることあるもんね。
夜に朝にと手間がかかりますが、確実な方法といえます。
※寒冷地では簡単に切り替えができるように、水抜き栓がついていることが多いようです。
この方法は、二拠点暮らしや旅行などで長期間家を留守にするときにも有効です。
凍結防止策③ 水を流しっぱなしにする
最後は水をチョロチョロと出しておく方法です。
水道管を水が流れ続けることで、凍結を防ぐことができます。
出た分の水道代はかかりますが、ためておいて、
次の日のトイレやお風呂などに使うと無駄になりません。
これらの対策をしっかりとして、凍結から水道管を守りましょうー!!
水道管が凍結したり、破裂してしまったら
もし水道管が凍ってしまった時は、溶けてくるのを待つか、
直接お湯があたらないようにタオルなどの上からぬるま湯で温めます。
無理に蛇口を回したりして器具が破損しないように、ゆっくりと温めるのがポイントです。
そして万が一水道管の破裂が起きたら、まず水道のメーターボックスの中にある止水栓を閉めます。
破裂箇所がわかる場合はテープなどをまいて応急処置をして、水道事業者へ連絡します。
この破裂に気づかないまま過ごしていて、水道料金の異常な高さに驚いて、
慌てて水道管の検査をするケースも多いみたい。早めに気付くのが大事ですね!
そのためにも水道利用量と金額、日頃からちゃんと把握しとかなくては!!
まとめ:蛇口をひねれば水が出る、こんな有難いことはないですね
街中で暮らしていると、当たり前すぎて気にも留めないこと、たくさんあります。
その一つが、“蛇口をひねれば水が出る”ということ。
寒い日だって、“蛇口をひねればお湯が出る”と、当然のように思ってた。
でも里山古民家暮らしをしていると、もう、一つ一つの出来事が、心から有り難いです。
水道管に対しても、
こんなに寒い日にも水を流してくれてありがとう。
って、心から思います。
里山暮らしは手間のかかることが多いんですが、
こういった感情を持てるところが実は良いのかもしれません。
自然と共に生活がある。
だから感謝の気持ちがいつもわいてくる。
寒いけど。
チョー寒いけど。
コタツに入りっぱなしだけど。
凍結防止をしっかりして、寒波の到来に備えます!
寒い地域に移住した方、初めて里山で暮らしている方など、
たくさんの方に参考にしてもらえたら嬉しいです!
お読みいただきありがとうございました。
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