個人でカフェを始めようとするときに、
夫婦二人での経営を考えている人は多いと思いますが、
果たしてうまくやっていけるものでしょうか??
この記事では、夫婦でカフェを始めるときに、
絶対に知っておいた方がいい、男女の思考の違いについて、
私の経験を交えてお伝えします。
夫婦でカフェを経営したいと考えている方はもちろん、
夫婦関係に悩んでいる方や、これから夫婦で自営業を始める方にも
きっと参考にしていただけると思います。
◎本記事は私が夫婦でオーガニックカフェを11年間経営した経験をもとに書いています。
カフェ経営に悩む全ての人の力になれると嬉しいです!
カフェにつきものの、イライラのタネとは??
夫婦で一緒にカフェをするということは、
24時間ほぼ一緒の空間で過ごすことです。
どんなに仲のいい夫婦でも、
ずっとラブラブしていられるわけではありません。
私の場合も、
相手のちょっとした言動にイライラしたり、
うまくいかないことがあるたびにイライラしたり、
毎日小さなイライラが尽きませんでした。
うう、、胃が痛い。
しかし今になって当時を振り返ると、
そのイライラを引き起こしていた理由がはっきりとわかります。
それは、
個人経営のカフェならではの理由。
- 一日中の立ち仕事でとにかく体が疲れている
- 仕入れに仕込みに接客と、いつも時間に追われている
- 仕事が無限にある
- 忙しくても利益につながらない
- 店優先で、家のことができていない
ざっとこんなようなことですね。
「楽しそうね」「優雅でいいわね」と言われることがめちゃめちゃ多いカフェ経営。
でも実際は、 3K(きつい危険汚い)ならぬ、10Kぐらいな仕事です。(^^;
カフェで生活していく、そのこと自体に無理がある。
だから、イライラのタネは常にある。
そこへ、男女の脳の思考の違いが追い討ちをかけて、
小競り合いが起きるのです。
理想を叶えたい夫、日々の暮らしが大事な妻
夫婦で決めた理想のカフェ像を目指し、
あれこれ工夫を重ねていくのはとても楽しい作業ですが、
ここで絶対に知っておいてほしいのが、男女の脳の思考の違いについてです。
男性と女性では、物事の捉え方、考え方に、大きな違いがあります。
それは性格というよりも、そもそも脳の作りが違うということ。
男性脳は、倫理的で問題解決型。
女性脳は、感情的で共感切望型。
カフェに限らず、結婚して一緒に暮らすだけでも、
その違いに悩んで苦しんでぶつかり合うこと、多々あります。
そんな二人が一緒に商売をするわけですから、うまくいかないことがあって当たり前なんです。
でも、そこを客観視できないと、
「なんでわかってくれないの!」と、
互いに自分の主張を繰り返して消耗してしまいます。
下の図を見てみてください。
カフェを開業してから、夫と妻が何を考えているかの一例です。
夫は、目標に対して結果を出したいと思っています。なので、集客するための、仕組み作りやアイデア提案に力を注ぎます。
対して妻は、目の前のことを大事にしたいと考えています。「明日のランチ、何にしよう」「洗濯物がたまってきたなぁ」なんてことで頭がいっぱいです。
もちろん全ての夫婦がこれに当てはまるわけではありませんし、逆の場合もあると思いますが、
多くの人が、この違いから生まれるイライラに悩んでいます。
まとめ:違いを知って、それぞれの役割を尊重しましょう
夫婦に限らず、家族や友人、仕事仲間との関係においても、
こういった思考の違いから不満が生まれ、人間関係のトラブルにつながることがあります。
でも、片方が正しくて、片方が間違っているということはありえません。
なぜなら、
人ぞれぞれ、大事にしたいものは違うのですから。
夫婦でカフェを経営する時は、
まずこのことを話し合い、お互いに理解することをおすすめします。
そして、相手に対して、
「私にはできないことをやってくれている」と感謝する。
これがうまくいくための最大のポイントです。
いつもありがとう。
私もこれが分かってから、ずいぶん気持ちが楽になりました。
そしてこう思うようになりました。
「この人と私では、役割が違うんだ」と。
夫婦で一緒にカフェをすることは、
苦労が多い分だけ、喜びも大きいものです。
たとえ喧嘩をしても、腹が立っても、
お互いの違いを理解して、ぜひいい関係を作っていってくださいね!
お読みいただきありがとうございました。
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