白銀の世界、雪を踏みしめてよみがえる懐かしい思い出

窓の明るさと空気の冷たさで目覚めると、外は一面の銀世界でした。

一夜にしてまっしろ。

こんな風に積もった雪景色、いったいいつぶりだろうと思いを巡らせると、

いろいろと懐かしい記憶がよみがえってきました。

目次

子供の頃の雪の思い出

子供の頃の雪の思い出で真っ先に思い出すのは、家族で旅行に行ったときのこと。

両親と叔母と兄とわたし、父が運転する車でどこかの温泉地へ向かっていた時に、

途中で吹雪になって、どんどん雪が積もってきて先に進めなくなって、

一時停止してタイヤチェーンをつけるんだけど、なかなかうまく装着できなくて大変だった、

そのワンシーン。

いつもスーツにロングコートに革靴だった父が運転していたのは黒の日産セドリック。

冬になると座席には毛皮っぽいシートが付けられて、私はその匂いがすごく苦手でよく車酔いしたものです。

その大雪になった旅行の時も、父はロングコートに革靴でした。

母もおしゃれなコートを着てヒールのある靴を履いていた。

そんな二人が雪の中、手も足もびちゃびちゃに濡らしながら重い金属製のチェーンをつけていました。兄と私は車の中で、叔母に水筒の中の温かい甘い紅茶を入れてもらってじっと待っていました。なんという守られた空間。

外の様子はよく見えなかったけど、ふたりが懸命にチェーンをつけていたことは間違いなく、

それが後にも先にも、父と母がなにかを一緒にするっていう唯一の共同作業だった気がします。

なにかと面倒なことが多い家族だったけど、そんないい時代もあったんだよなぁ、、。

ただの雪の日の旅行の記憶なんだけど、たまにこうやって思い出すと、感慨深いものがあります。

懐かしくて、温かくて、ちょっと切ない記憶。

バブル、ワンレン、スキーバス

時は経ち、時代はバブル全盛期。当時のわたしは短大で服飾デザインの勉強をしていました。

時代の波に乗って、髪はワンレン、真っ赤な口紅、ブランドスーツにハイヒール、、。

そして冬になると必ず行ったのが、友達とのスキー旅行でした。

派手なスキーウェア着て、スキー板抱えてブーツが入ったキャリーバッグを引いて、

深夜のスキーバスに乗り込んで、目が覚めたら銀世界!そのままゲレンデへまっしぐら!

疲れ知らず!あの頃の自分、元気だったなぁ。

若さってなんでも可能にしちゃう。ほんとに素晴らしいなぁ。

その後社会人になってから行ったお正月のスキー旅行で大コケし、

膝の靭帯を切って入院したのを最後に、スキーからは足を洗いました。

いや、洗うってほど滑れたわけじゃないんだけど。^^;

今でも雪山のキラキラ光る空気とか、見渡す壮大な景色とか、何かに夢中になる楽しさとか、

途中の松本のインターチェンジで食べた天ぷらそばの匂いとか、

そんなことを思い出すと、またいつかスキーしてみたいなぁって思います。

運動不足歴30年のわたしの体では、きっとまた怪我しそうだけど。

それでもいつか、行きたいな。まっしろな、澄み切った世界、また見てみたいな。

とはいえ、歳をとると昔のように勢いで行動できなくなってきます。

あれこれできない理由を並べては、なんでも先延ばし。

そうこうしているうちに、体が思うように動かなくなる。もうすでに、動きはだいぶ悪い、、。

それってあまりにイケてないよな。

やりたいこと、まだまだたくさんあります。

重い腰を、あげなくちゃな。

雪とはいちゃん

さて、雪の中、庭ねこのはいちゃんは、どこかへおでかけ。

きみのや

はいちゃん、雪の中どこいくの??

はいちゃん

おトイレするから見にゃいでよー。

そしていつもの縁台でまったり。束の間の太陽をあびて気持ち良さそうでした。

そして新たなる猫グッズをメルカリで購入。

自動餌やり機です。(OvO)

時間をセットできるから、私たちが留守の時もはいちゃんにごはんをあげることができます。

暖かい猫ハウスとこのマシーンで、里山の冬を乗り切ってくれますように。

はいちゃん

自動なでなで機はないのかにゃー

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