雨が続いて湿度が高かったり、仕事が思うように進まなくて落ち込んだり、
家族や恋人のちょっとした態度にイライラしたり、、、誰にもそんな時ありますよね。
私は周りの人の言動や天気の影響にすぐ影響されるタチなので、
できればいつでも仏のような穏やかな気持ちでありたいと、いろんなタイプのお悩み解決本を読んだり、瞑想体験に行ったりしましたが、
どれも長続きせず、いまだにちょっとしたことでオロオロしがち、、。
もうほとんど性格的なものと思ってあきらめてはいるけれど、
そんな時には、食べ物や飲み物の力を借りることにしています。
美味しさや満腹感とはちょっと違う、体に働きかける力ですよ。
気の巡りをよくして、イライラ解消につながる、香味野菜を使った体に優しいスープをご紹介します。
私と同じように、自分の気持ちと体調に敏感な方にオススメです。
気の巡りをよくするために、香りのある野菜をとりましょう
体調不良やイライラが起きている時は、思考がそのことにばっかり集中するので、
東洋医学でいうところの気血水(下記参照)の『気』の流れが滞ってしまいます。
のぼせやめまいなども、同じように気が上の方に集中して偏ることで起こる症状なんですが、
そのような状態を解消するには、香りのあるものを取り入れるのが効果的です。
普段の生活でも、花の香り、木の香り、コーヒーの香りなど、
いい香りをかいだときに気持ちがすーっと落ち着いたという経験ありませんか?
この香りの効果は料理にも取り入れることができます。
ということで、
ちょっと気持ちが落ち着かないな、、という時は、手軽に使える香味野菜を取り入れて、『気』を巡らせるのがおすすめです!
香味野菜とは、ねぎ・三つ葉・みょうが・大葉などの、香りのある野菜のこと。
もちろんハーブでも構いませんが、ねぎや三つ葉などは、どんな料理にも合いやすく、さっと手軽に使えておすすめです。
お腹を温めることも忘れずに
次に大事なのが、お腹を中から温めるということ。なぜならストレスとお腹には密接な関係があるから。
人はストレスを感じたり緊張状態が続くと交感神経が過剰に働いて、内臓の働きが悪くなります。
(対してお風呂に入ったり、リラックスしている時は副交感神経が優位になります)
内臓の働きが悪くなると、血行が悪くなって、結果お腹が冷えるのです。
それが繰り返されると、こんな悪循環に、、、。゚(゚´Д`゚)゚。
ストレス→内臓の働き弱まる→内臓冷える→身体の温める力が内臓に集中→今度は全身が冷える→さらにストレスを引き起こす→もっと冷える
このような悪循環を断ち切るためにも、お腹を温めて内臓の働きを助けてあげましょう。
お腹を冷やさないように腹巻をしたり、胃のあたりをカイロなどで温めたりすると、なんだかほっとするのを実感できると思います。
また食材や調理の味付けでも体を温めることができます。生姜やねぎ、胡椒などは、体を温める働きがあるので、ぜひ料理に取り入れてください。
《レシピ》お豆腐と香味野菜の塩麹スープ
シンプルな塩味のスープに、白髪ネギと三つ葉の香りがふわっと香る、
お腹の中から温まるスープです。柔らかいお豆腐との食感の組み合わせも楽しんでくださいねー!
材料
- 木綿豆腐・・・一丁
- 生姜・・・20g(みじん切り)
- 塩麹・・・大さじ8
- ごま油・・・大さじ2
- 醤油・・・少々
トッピング
- 白ネギ
- 三つ葉
- 糸唐辛子
- 粗びき胡椒
作り方
- 鍋にごま油と生姜のみじん切りを入れ、弱火で炒めて香りを出す。
- 水8カップと塩麹を加えて温める。
- お豆腐を静かに入れて温める。
- 味をみて、お醤油少々で仕上げる。
- 器によそい、準備しておいた白髪ネギと三つ葉、糸唐辛子をのせ、
- 粗びき胡椒をパラリとかけて出来上がり。
※香味野菜は、せりやパクチー、青ネギ、ニラでもOKです!
※糸唐辛子の代わりに、七味唐辛子やラー油をかけても美味しいです!
まとめ
体調不良やストレスには、「気血水」の乱れが大きく関わっています。
そのことをちょっと意識してみると、自分の体の仕組みがだんだんわかってきますよ。
今日お伝えしたのは、
香りには、気の巡りをよくする力があること。
お腹の冷えは、ストレスと大きく関わりがあること。
なんだかイライラがおさまらないなーっていうときは、
香味野菜を使ったスープで、お腹の中から温まってくださいね。
お読みいただきありがとうございました。^ – ^
コメント