築47年の2DK賃貸マンションで、少しでも快適に暮らそうとDIYを重ね、10年暮らしてきたわたしが感じた、DIYの理想と現実についてのリアルな本音(ぼやき)です。
「古くてもいいねん!DIYするから!!」
この言葉ね、魔法の言葉やけど、軽々しく使ったらあかんでほんま、棚作るだけがDIYちゃうで。
カビ生えたり、寒すぎたり、すきま風吹いたり、そっちの対策、めちゃ大変やでーーーー!!!
内装屋さんレベルでDIYできる方は見なくても大丈夫よ。笑
DIYには大きく二つの意味がある!
まず初めに、DIYといっても大きく2種類に分かれますよーというお話。
DIYには大きくわけて、
①快適に暮らすために、最低限必要なDIY
②使い勝手や見た目を良くするための気持ちを上げるDIY
の2種類があります。
一般的に誰もがイメージするのは、棚を作ったり壁紙を貼り替えたりといった②の見た目をよくして気持ちを上げるDIYですね。
でも、それをするには、最低限の快適な環境が必要です。
私が住んでいたような築古物件の場合、使い勝手や見た目以前に、やるべきことがいくつもありました。
それは「寒さ対策」や「カビ対策」といったようなこと。
この最低限必要な方の、すきま対策、寒さ対策、カビ、結露対策は、毎年必要なこと。
私も季節ごとに便利グッズなどを使ったプチDIYをがんばっていましたが、これが結構なストレスで途中から疲れてしまい、最後の方はなにもかもが嫌になってました。
なぜかというと、断熱材が入ってないといったような構造的な問題や、結露、カビ、扉や窓のすき間、劣化などは、私がいくら便利グッズを使おうと工夫を重ねようと、根本的には解決しないから。
なので、工夫して一旦問題が解決したように思えても、気がついたらまたカビが生えた、みたいなことがずっと繰り返されます。
また、すき間テープを貼ろうとしたら、建具が歪んでるために、うまくテープが貼れずに効果が出ない、なんてことも多々ありました。(^^;;
繰り返される出費、繰り返される無力感は、大きなストレスに!
例えばカビ取り剤、寒さ対策シートのようなものは、問題が起きたらその都度購入しなくてはいけません。
100均の商品でできることもあるけども、できるだけ高い効果を期待したら、ネットでレビューの高い商品が欲しくなるのが正直なところ。
で、カビ取り剤、断熱シート、防寒カーテン、すきまテープとなんだかんだお買い物。
これ、地味に痛い出費です。
しかも、その効果は使ってみないとわからないですしね。
そして、一旦はきれいに快適になったように見えても、時間が経つとまたカビが生えたり、寒さに耐えられなかったりするうちに、、、
気持ちが病みます。.°(ಗдಗ。)°.
そんな大袈裟な!!と思いますか??
いやいや、決して大袈裟じゃないんです。
住環境は人の心をむしばみます!!!(実感込めて言う!)
私はブログなどではポジティブな発信を意識していますが、実はかなり重度な不安症。
なので、
「根本的に解決しないのに、とりあえずやらなあかんし、でも、一時しのぎにしかならない。こんな生活、いつまで繰り返すんやろう、、」といったネガティブな思いが頭の中を占領して、気持ちがめちゃめちゃ暗くなってました。
被害者意識丸出しでおはずかしいですが、こういったストレスがとてもとてもしんどかったです。(T . T)
物件選びは慎重に。どこまでDIYできるかを冷静に判断してね
DIYって本来すーーごく楽しい作業です!
自分の力で、自分仕様に、自分好みに空間を作っていくのってワクワクするし、出来上がった時の満足感はサイコーに気持ちいいもの。
今はYouTubeやブログのおかげでDIYのノウハウがたくさん紹介されていたり、便利な商品がたくさんあったりするので、DIYのハードルってすごく低くなってきてると思うんですが、、、
だからこそ、自分がどこまでできるか、冷静に判断することをおすすめします。
とにかく私が築47年の賃貸マンションに10年住んで感じた本音は、
「なにもかもに手を加えないといけないのはマジしんどい(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」ということ。
家を探すときってできるだけ安い家賃ですませたいし、
「古くてもある程度きれいなら全然構わない!」って思う人結構いると思うんですが、惑わされないでください!
だって内覧するときは、どんな物件でも“ある程度きれい”なんですから!!
ということで、
築47年の賃貸マンションに10年暮らした私の本音(ぼやき)でした。
とかとかえらそーに言うて、次の物件もカビ対策と寒さ対策必須なんですよね、、。(今度は築24年!)
また二重窓作り、がんばるかー!!
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